3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代

3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書 (708))3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書 (708))
(2008/03)
城 繁幸

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アウトサイダー達へのインタビュー。
ぼくたち起業して成功しました的なありふれた内容ではなく、
多種多様な価値観を持つ若者が対象。

自分自身割と保守本流からは少しばかり外れちゃった人間だと思っていたけれど、
この本を読むと自分がいかに昭和的価値観にとらわれているかイヤというほど思い知らされる。

印象に残ったところ。

レールを降りて、目指した目的地には達することができなかったが、人生はその後も長く続いていく。そして、彼の前にはレールの無い荒野が広がるばかりだ。


荒野って書くと淋しい感じがするけど開拓精神に溢れた人にはむしろウェルカムだろう。
そこまでハングリーな人でなくても思い切って行ってみたら意外と面白い景色が見えるかもしれない。

あと面白かったのは、大企業のエリートコースから降りてバーテンダーになった人の話。
ある日都銀に就職した友人がやってくる。
3年くらいで辞めてベンチャー企業で働いていると聞いて思わず、
「えっ何でやめたの?もったいない」
「いや、お前に言われたくないよ」
昭和的価値観とはかくも根深いものなのだ。

あとがきに書かれている、
年功序列システムは若者の権利を否定する一方で、その若者の力無しには生き延びられない。
だから若者はもっとワガママになっていいという著者からのメッセージは勇気が湧いてくる。

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